日本と世界の靴磨きの違い

日本と世界の靴磨きの違い

日本の靴磨きの歴史~靴職人たちの現在~

日本の靴磨きの歴史~靴職人たちの現在~

これまで紹介してきた、日本の靴磨き職人の歴史を見ると少しは流れが分かってきたのではないでしょうか。
激動の日本のなかで、磨き上げてきた「シューシャインボーイ」たち。技術は人々に認められ一つの文化、技術としてビジネスシーンにしっかり頭角を現し、一種のサラリーマンのポテンシャルにもなりました。前回にもお伝えしましたが、高級ホテルに空港にと、もはやデキるビジネスマンの贅沢なサービスにすらなっています。そこから、現在ではさらに新たな展開を見せているので、ご紹介しましょう。

 

店舗型サービス

新たな展開を見せるのは、店舗型サービスの提供スタイルです!
今までも、各施設の屋内営業をしていましたが、あくまで施設の一角にあるので、やはり利用客は宿泊している人や、空港で時間を持て余してる人、ホテルの利用客など限定された顧客にしか提供できていませんでした。
それが現在はオフィス街の中、商業施設にしっかりとした店舗を構え、路上で行っていた靴磨きとは一変し、他のお客さんや、通行人の目に留まることなく利用することができるため、利用のしやすさが増し、新規の顧客の確保が可能となったのです。

 


靴磨き店のサービス

現在の靴磨き職人の第一人者として、BOOT BLACK JAPANを立ち上げ、現在の日本に合わせた店舗づくりを実現した長谷川裕也氏の名があげられるています。
そのスタイルはさらに日本の靴磨き職人の職業としてのステータスを底上げしました。
それが現在のバーカウンタースタイルでの靴磨きのサービス提供。
それにより、職人が跪いて行う靴磨きから、バーテンダーがグラスを磨くかの如く、高級感あふれるサービススタイルへと変わっていったのです。さらに、その技術の向上は著しく今現在では、選手権大会まで行われているほどになりました。
次第に、店舗型と一緒にネットのみでやり取りをし、店舗に行かなくても靴磨きを受けることができるシステムも主流に。気軽に、プロの職人に靴磨きを依頼できるようになりました。
特に都内では多くのお店がネットでもサービスを受けれる形へと変わっていきました。

 


長谷川裕也氏のBOOT BLACK JAPANをはじめ都内のいくつかの店舗を次回紹介しますので、ぜひご参考までにご覧ください。

バースタイルの先駆けBOOT BLACK JAPAN
https://bootblack.jp/

バースタイルに加えネットでの受注、オーダーシューズでも人気 NICE
https://www.nice-shoeshiner.com/

店舗型のなかで昔のスタイルを守る Shoe Shin WORKS
http://shoeshineworks.com/